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Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers (135.521 recursos)

HUSCAP (Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers) contains peer-reviewed journal articles, proceedings, educational resources and any kind of scholarly works of Hokkaido University.

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Mostrando recursos 1 - 14 de 14

  1. 視聴覚クラスにおけるイントネーション意識化の試み : 日本語日本文化研修コース上級クラスの場合

    石島, 満沙子; 小林, 由子
    日本語日本文化研修コース上級クラス「視聴覚演習II」では、授業目標のひとつに「祝聴覚教材を通して口頭表現能力の向上を図る」を挙げている。その主な方法としてテレビなどを録画した生の教材を用い、ディスカッション、ディベートなどで向上をはかってきたが、口頭表現の訓練には不十分な面もあった。そこで、ビデオ教材を使用して口頭表現能力を高めることを目指した授業を行った。主な目標は学習者の課題のひとつであるイントネーションの学習である。授業では、消音ビデオによる登場人物の発話内容の推測、音を伴ったビデオによる解答と実際の発話の照合、言語でしか伝わらない情報の確認、イントネーションに気をつけながらシナリオを読む、ビデオの発話とのイントネーションの対比、イントネーションの模倣、イントネーションに気をつけた会話の作成などをおこなった。その結果、学習者のイントネーションに対する意識が格段に高まった。ビデオ教材の使用と学習活動が学習者のイントネーションへの意識化をうながし、学習への動機づけを高めたと思われる。

  2. 会話の上達度を計る評価基準

    中川, 道子; 石島, 満沙子
    本稿では一般の日本人が外国人の日本語が「上手になった」と評価する時の基準を調べ、日本語教育機関で用いられている到達度的試験の評価基準と比べてみた。また、一般日本人と日本語教師による上達度の評価基準とその判定結果に差異があるのか、についても調べた。調査方法としては、一般日本人と日本語教師に日本語学習者が異なる時期に行った2つのロールプレイの優劣を判定してもらい、自由にその理由をあげてもらった。調査の結果、上達度を計る場合の一般日本人の評価基準は文法・語彙・表現、音声、非言語、会話運用能力、内容、社会的言語表現の順に重きを置いて評価していることがわかった。この中の非言語の評価項目は到達度的試験の評価基準には設定されていないことが多い。日本語教師は一般日本人よりさらに文法・語彙・表現などの言語的側面に注目しており非言語面に対する視点は少なかった。

  3. 一般の日本人は外国人の日本語をどのように評価するか

    原田, 明子
    近年、外国語教育の目的はコミュニケーション能力、特に口頭表現能力を身につけることに置かれるようになってきた。初期の段階からこの口頭表現能力をつけさせるために、日本語研修コースでは会話で教えるべき項目の抽出と会話シラバスの構築を行い、その教材化を進めている。更にロールカードを作成し、これを用いて会話の授業を行い、口頭能力試験にも取り入れている。しかし、一連の教材化の作業や試験の評価の基準は日本語教師の内省にのみ委ねられており、一般の日本人による視点・評価が反映されていないのではないかとの思いから、今回、一般の日本人は外国人の日本語をどのように評価するかについて調査をした。具体的には、研修コースの6人の学生のロールプレイをビデオに撮り、それを一般の日本人2人に見せて、どんな点に注目するのか、またどんな要素がプラス、或いはマイナスの評価につながるのかを調べた。その結果、1)一般の日本人は学習者の悪かった点よりも良かった点に目を向ける傾向があること、2)「文法・語彙の正確さ」といった言語規則に関する要素より、あいづちや問い返し、話の切り出し方などの円滑なコミュニケーションの遂行に関する要素に注目していること、3)半分強のコメントが同一の項目であることから、評価の対象になりやすい項目があること、などがわかった。以上のことから、学習者のパフォーマンスのどこに注目するのかは各要素ごとに独立して決まるものではなく、互いに関連性を持つと考えられるので、目につきやすい項目の抽出とそれらの相互関係の記述が今後の課題として示唆される。

  4. 学習者の会話能力に対する評価に見られる日本語教師と一般日本人のずれ : 初級学習者の到達度試験のロールプレイに対する評価

    小池, 真理
    一般日本人が日本語学習者の会話能力をどのような要素に注目して、どのような評価をするかを調べるために、初級学習者の到達度試験として行われたロールプレイを、外国人との接触の経験がほとんどない二人の一般日本人に見せ、自由に印象を述べてもらうという調査を実施した。そこで、日本語教師と一般日本人の評価のポイントの相違点と一致点を分析した。一般日本人は初級学習者の会話能力に対して、正確さよりも円滑なコミュニケーションを支える要素に注目していることがわかった。これは初級会話授業のシラバスとして言語項目だけでなく、円滑なコミュニケーションの遂行に必要な要素を組み込んでいる北海道大学留学生センター日本語研修コースの教材が有効であることの実証的な裏付けになると思われる。また、一般日本人はコミュニケーションを進める上で、表情などの非言語表現を重視している傾向があるようである。さらに、一般日本人と日本語教師は根本的に評価法が異なり、一般日本人は学習者の良い点に注目する傾向にあり、個々の学生のレベルを無意識に考慮して、初級学習者には文法的なミスや日本語としての不自然さに対して寛容に評価しているようである。

  5. 中級会話授業に於けるフィードバックに関する考察・その2 : 個人のデータの分析を中心に

    中村, 重穂
    本稿では、筆者が中村(1997)に於いて検討した中級会話授業に於けるフィードバックの結果をさらに全体の誤用比率の推移と個々の学習者の誤用比率の推移の相関という観点から再検討したものである。その結果、4月期の学習者の場合には、学習者全体の減少傾向と個々の学習者の減少傾向とが合致すると認められる項目が10項目中7項目を数えたが、10月期の学習者の場合には7項目中僅か1項目にとどまった。この原因として、学習者の誤用の数値処理上の問題及び各期の誤用の全体数の推移と個別項目の推移のバランスの問題を指摘し、また、フィードバックのあり方について再検討を加え、今回の方法の中では「発話の聴取による誤用の意識化」のみが有効な方法であることを析出した。併せて、項目の性格の再検討を行うと共に今後必要とされるフィーバック研究の方向として、数値処理の改善、フィードバックの方法自体の改善、会話の「上手さ」の実態に関する研究と、その指導及びフィードバックへの還元の四つを示した。

  6. 初級日本語クラスにおけるティーチャートーク : 教師の質問はどのような学習者の発話を引き出しているか

    伊藤, 早苗
    本研究の目的は、日本語初級クラスにおいて教師の質問がどのように学習者の発話を引き出しているかを明らかにすることである。発話資料は日本語集中コースでテープレコーダーとビデオカメラで採録された。教師の質問はreferential question(RQ)とdisplay question(DQ)に分類された。さらに、教師が学習者に内容と相手を指示して質問させるものに、代行referentialb question(代行RQ)という分類を設けた。資料から、質問の分類別の頻度と、質問によって引き出される学習者の発話において、学習項目となる文型がどのように現れているかを分析した。その結果、資料中でRQの頻度が最も高かった。また、質問の発話に比べ、質問によって引き出された学習者の発話の中では、言語項目の省略がより多く見られた。最後に、DQはRQ・代行RQと比べ、異なる教室活動で用いられていることが明らかになった。

  7. 漢字授業における学習活動 : 認知心理学的モデルによる検討

    小林, 由子
    漢字教育は日本語教育における古くからの課題であるが、授業においてどのような学習活動が行われるべきかについては、あまり検討されていない。また、漢字教材が想定している学習活動や教師が授業で行っている活動も、ばらつきが大きい。本稿では、漢字教材が想定している学習活動を概観した後、漢字学習活動を学習者の情報処理の面から分析し、学習者にとって漢字授業で必要な学習活動は何かを検討する。漢字は、形・音・意味からなっているが、授業でよく行われる「漢字についての説明」や「漢字にひらがなで読み方を書く」練習、「ひらがなを見て漢字を書く」活動だけでは、この3つをむすびつけ実際の運用をはかることは難しい。学習者が漢字を学ぶのは主に「読む」ためであるが、読解過程で、漢字知識を効果的に使うためには、導入時に深いレベルの情報処理を行い、読解場面で検索を容易にするような学習活動を設計する必要がある。また、学習段階に応じた活動の選択も行われなければならない。

  8. 日本語学習者は語末の[t/d] をどう開音節化するか

    小林, ミナ
    外国語(主として英語)が日本語の体系に外来語として取り込まれる際に適用される日本語化規則の習得過程を調べるために、「英単語を見て、日本語の外来語としてかたかなで、表記する」という調査を実施した。本稿では、このうち、米国の大学で日本語を学ぶ初級学習者(60名)を対象とする調査の結果を取り上げ、単語末の[t]、[d] の開音節化について考察した。語末に[t/d]をもつ調査語(5語/4語)に対する解答がどれだけ一貫しているかによって、被験者を3つのグループにわけ、分散分析を行った。その結果、各グループ間には1%水準で有意差が認められ、正答であれ誤答であれ解答に一貫性がみられる被験者は、開音節化規則全体の得点も高いことが検証された。これは、日本語学習者にとっての外来語の習得というものが、個別的な単語の暗記-即ち語彙数の増加-ではなく、日本語化規則の体系を自己の中に構築しながら進んでいくプロセスであることを意味している。

  9. 第二言語習得研究と第二言語教授 : これからの日本語教育のための一考察

    柳町, 智治
    本小論では、第二言語習得(SLA)研究者の問で頻繁に議論されてきた「SLA研究は第二言語教授を包括するのか、あるいは教授の現場での応用を前提とするのか」という問題ついて、KrashenのSLAモデルとACTFLの言語能力基準を例に、'technical knowledge'を追求する研究者と授業に応用可能な'practical knowledge'を求める教師の両者の視点から考察する。さらに、両者の隔たりを埋めるための方策として、教師が研究者に対し研究で示唆された結果が実際に学習の場で起きているのかフィードバックを与えることにより、仮説検証のプロセスに参画する試みや、アクション・リサーチを通じて、教師が言語を教えるプロとしての資質を高め、研究と言語教授の関係を再評価する契機とする、といった例を紹介し検討する。最後に、以上の考察が日本語教育に示唆する問題を、(1)日本語習得研究と日本語の教授を峻別し、研究の結果を日本語教育に応用する際や、逆に、本来言語教授のために生み出されたものを習得研究に応用する際には、慎重な態度で臨むことが望まれる、(2)これからの日本語教師には教えるプロとして、今後ますます専門化していくと予想される習得研究の発展に対応すべく、研究の方法論や統計についての基本的知識の習得が不可欠になる、という二点から考察する。

  10. スラヴ語話者のための日本語音声表記 : 1. ポーランド語の場合

    和田, 弥恵子
    日本語の発音指導において、学習者の母語の音声に関する知識は非常に重要である。音声を表記するためには、国際音声字母(IPA)が現在世界で使用されているが、語学書や辞書の中にはIPAと一部異なる記号で発音表記されているものもあり、複数の言語の発音比較の際や、教師が精通しない文字の発音を調べる際に不便である。また、仮名習得を必要としない学習者に対する日本語教育では一般にローマ字表記が用いられているが、日本語ローマ字表記の文字と音声の対応関係が、学習者の母語と異なることもあり、その場合には学習者に誤った発音を想起させる結果を招くこともある。より効率よく日本語の発音を把握させるためには、学習者の母語の文字表記習慣に則った音声表記が有用であろう。本稿では、スラヴ語の中からポーランド語を取り上げ、まずスラヴ語全般に関する背景知識について述べた後に、ポーランド語の音をIPAで確認し、音声的特徴をまとめた。最後に、ポーランド語話者のための日本語音声表記を試みた。

  11. Describing lexical meanings for language learners : some culinary cases from Japanese

    Backhouse, Anthony E.
    This article is concerned with the description and presentation of lexical meanings in bilingual dictionaries. Using everyday Japanese terms from the domain of food as examples, it considers various types and formats of semantic information required by English-speaking learners. Points emphasized include the importance of information on intralingual semantic relations, and the use of a variety of methods, both verbal and pictorial, in describing denotation. The article points out the shortcomings of L1 glosses, including their inherent inability to capture intralingual aspects of meaning and their frequent failure to reflect cultural content. It also demonstrates the fact that pictorial illustrations...

  12. スペイン語比較級構文más queとmás deの意味解釈

    山下, 好孝
    スペイン語の比較級構文にはmás queとmás deの2つが存在する。どちらも英語のmore thanに相当するわけだが、その使い方には微妙な差が存在する。本稿ではmás queとmás deの意味的、統語的な遠いについて説明を試みる。次にそれらの否定形であるno más queとno más deを比較する。結論としてmás que構文は純然たる比較構文であるのに対し、más de構文は「数量詞」と見なせることを主張する。

  13. 思考動詞のテイル形に関する一考察

    阿部, 保子
    思考動詞「思う・考える」等は、一人称主語の文中、ル形で主語の現在の思考、すなはち発話時を表す。それは、発話時で話者の内的思考を認識できるのは、話者以外にはいないからである。発話時を基準として、発話行為と思考行為とが別々の人によって行なわれ、話者は他者の思考を直接認識することができない二・三人称主語の文では、思考動詞の語彙的意味が変化する。この場合、思考動詞は「食べる・見る・読む・蹴る」等の動作性動詞に、意味上近づく。思考動詞の意味上の変化が原因となって、二・三人称主語の文で発話時を示すには、「思っている・考えている」等のテイル形になる。本稿では、思考動詞の意味上の変化がル形とテイル形というアスペクト対立を無くすことを、またなぜ動作性動詞に近づくかを明らかにしたい。日本語教育の場でも、「思う」の語彙的意味の変化を使って、三人称主語と「思っている」の関連を説明することができる。本稿では、「ラオさんは明日晴れると思う」の誤用例を図を用いて説明した。

  14. 留学生センター紀要の定期刊行に向けて

    長谷川, 淳

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