Recursos de colección

Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers (135.521 recursos)

HUSCAP (Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers) contains peer-reviewed journal articles, proceedings, educational resources and any kind of scholarly works of Hokkaido University.

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Mostrando recursos 1 - 8 de 8

  1. 「の」と「こと」をめぐって : 音声学的分析からの考察

    山下, 好孝
    日本語教育において「の」と「こと」の使い分けがよく問題とされる。この使い分けに関しては現在まで多くの研究があるのだが、未だにはっきりした使い分けの基準は示されていない。従来、統語的・意味的な観点から議論されてきた「の」と「こと」の使い分けに関し、この研究ノートでは音声的な観点から議論をスタートさせる。その分析を通じ、いままでの議論を検証する。結論として、「の」に先行する節には「唯一性 uniqueness」があることを主張する。一方「こと」に先行する節は、形式名詞「こと」の修飾節となることを立証し、連体修飾という機能から「の」に見られる唯一性を持たないことを主張する。

  2. 語彙教育の単位としてのコロケーション

    バックハウス, アンソニー・E
    This paper argues for the importance of collocations, as opposed to single words, as basic units in L2 vocabulary acquisition. Collocations are defined here as commonly occurring combinations of two or more lexical words in a syntactic construction: examples are ame ga yamu, ofuro ni hairu, karada ga ookii, atsui oyu, kawatta namae, nabe no soko, hayaku neru, kirei ni arau, hijooni muzukashii. Collocations are seen as providing models of natural language use which contribute to both understanding and production; they highlight interesting points of difference as well as similarity between languages; and since they involve syntactic constructions, they also...

  3. 「教師教育者のコミュニケーション方略変容が学生のクラス参加に与える影響」 : 課題探究型アクション・リサーチを通して

    山田, 智久
    本稿執筆者は、日本語教員養成過程を受講する学生の自発的な発話が少ないことに関して日々疑問を抱いていた。それは、教師側による問題なのか、それとも学生側に起因する問題なのかも不明瞭であり、その結果教室内で起こる事象に関してもある種「運任せ」としていた。2004年から「日本語教師教育者のためのオンライン研修プロジェクト」という教師教育者のためのオンライン上での研修に参加することとなり、その研修の一環としてアクション・リサーチを実施し、教員養成課程での自身の授業を客観的に見つめなおし、改善へ繋げるという機会を得た。そこで本稿は、前掲の研修の一環として行われた教員養成課程科目内でのアクション・リサーチのみを取り上げ、実施者である本稿執筆者がアクション・リサーチを通し、その授業内でどのような内省を行い、どのように変容していったかについての詳細な記述を目指した。加えて、その一連の過程に詳細な考察を与えることで執筆者が置かれていた状況を浮き彫りにし、授業の改善へと繋げる一例を示すことも目標とした。

  4. 学習者のニーズに即した教室活動 : 読解クラスでの試みから

    市川, 明美; 梅田, 悦雄; 富田, 麻知子; 山田, 智久
    初級の学習者を対象とした読解授業は文型学習の仕上げと位置づけられることが多い。しかし、特に日本国内に居住する学習者にとっては、習得文型の応用としての教室活動のみでは、実生活における読む活動のためのトレーニングとして十分とはいえない。そこで本稿執筆者らは、北海道大学留学生センターの一般日本語コース及び集中日本語コースで初級読解授業を履修している学生達のニーズを分析し、そこから引き出される結果に応じた、学習者の実生活に役立つ読む活動およびそのための教材開発に取り組んできた。このことにより、初級の読解クラスの中により学習者のニーズに即した要素を加えるためである。また、未知の語彙、文型を含んだテクストを、周辺知識や推測能力を利用しながら読む練習をすることで、その活動が学習者の自主的な活動に結びつくよう配慮した。

  5. 主体的かつ総合的な日本語運用活動を可能とするポスター発表クラスの試み

    副田, 恵理子; 平塚, 真理
    本稿では、様々な言語知識や技能を総合的に、かつ主体的に運用する活動を取り入れた『ポスター発表クラス』の授業内容を報告する。このクラスでは、最終日にポスター発表を行い、初回から発表前まではそれに向けての準備活動を行っている。この過程で、各自選んだテーマについての情報収集、発表内容・構成の検討と組み立て、原稿作成、発表練習などのタスクに加え、原稿・ポスター作成のために必要な日本語ワープロ指導や質疑応答の練習を行う。授業の形式は、講義形式や、教師と学生または学生間のやり取りのセミナー形式、教師と学生1対lの個別指導など、内容と活動によって様々なスタイルを試みている。ポスタ一発表に対する学生からのコメントでは、「いい練習になった」「おもしろかった」という肯定的な意見が聞かれた一方で、同時に全員が発表を始めると話しづらい、聞きづらい、という意見も出され、発表方法による問題点が明らかになった。以前行っていた口頭発表と比べると、発表者はより聞き手を意識した発表を行っており、聴衆との間にはより活発なやりとりが見られた。また、大学ロビーを使用して発表を行ったことで、面識の無い不特定多数の人を聴衆とすることが可能となり、よりオーセンティックなインタラクションを行う機会が作れた。

  6. 宣撫班本部編『日本語會話讀本』の文献学的考察・その2 : 南満洲教育会編纂教科書との比較を通して

    中村, 重穂
    小論は、『日本語會話讀本』(以下『讀本』)と南満洲教育会教科書編輯部編纂教科書との比較を通して、その参照元となった教科書を推定し、併せて『讀本』の性格を再考しようとしたものである。比較考察の結果、『讀本』は南満洲教育会の仮名遣い法に則って編纂されたものであり、中国語対訳の存在、構成、符号の使い方等から南満洲教育会編纂教科書のうち『速成日本語讀本(上)』が参照元として推定された。また、この対照から『讀本』の性格として、1)宣撫工作(特に従軍宣撫)に対応する"速成"教科書であること、2)先行中国語教科書を借用・改変することにより敵方の言語の教科書の枠組みを借りるという"皮肉な"性格をもつこと、3)この二つの流れを統一できなかったため、後に視覚的プロパガンダの道具という性格が打ち出されてくること、の三つを提示した。最後に、今後の課題として、宣撫班の教科書編纂方針の再考、『讀本』作成構想に於ける『速成日本語讀本』の関わり方の考察、他の先行教科書との対照研究の必要性の三つを挙げた。

  7. 複文におけるとりたて詞の論理構造 : 従属節に生起する「さえ」と「こそ」を例に

    西, 真理子
    本稿は、日本語のとりたて詞「さえ」と「こそ」について統語的観点から考察したものである。これまで「さえ」と「こそ」が従属節生起する複文において、これらのとりたて詞のスコープが従属節までか、あるいは主節までを含むのかという議論がなされてきた。この疑問に対し、「さえ」と「こそ」が展開する従属節と主節のつながりを「3段階の論理構造」を用いて分析した結果、「さえ」が条件節に生起した場合、「P(条件)であればR(話者の予測)であるからQ(予測に基づく判断)である」といった構造が成り立ち、とりたて詞「さえ」によって暗示されたRが主節にまで及ぶことが確認できた。また、「こそ」がガ節、ケド節、モノノ節などの従属節に生起した場合、「P(条件)であればR(話者の主観的価値判断)であるけれどもQ(話者の主観的価値判断に基づく結果)である」という論理構造になるとし、「こそ」のスコープが従属節内にとどまらず、主節を含む文全体をとると結論づけた。

  8. 「格助詞+動詞」構造を持つ助詞相当句をめぐって : テ形と連用中止形の差異

    池上, 素子
    「~に関して、~に対して、~を通じて」のような、格助詞に動詞がついて、意味・機能上ひとまとまりになっている表現(本稿では助詞相当句と呼ぶ)には、「~に関して」のようなテ形と、「~に関し」のような連用中止形の両方を備えているものが多い。従来、両者の違いについては文体差以外ほとんど言及されてこなかった。本稿では、両者の間には文体差以外に統語的な差異があることを指摘する。統語的な差異とは、1)「だ/である」による述語化、2)「の」の後接、3)取り立て助詞の後接、4)「なら」の後接、5)格助詞「より」の後接、の5点である。これらについて、テ形では可能な場合が多いが連用中止形では許容されない。ただし「テ形では可能な場合が多い」と述べたように、これらの点が必ずしも全ての助詞相当句のテ形で可能であるというわけではない。文中における各助詞相当句の振る舞いは画一的ではないのである。本稿では助詞相当句毎の振る舞いの違いをも記述し、その背景について考察する。

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